数学の勉強法(浪人生)
浪人生の勉強法は、現役生と大きく異なります。まずはわかりやすい、うまくいかないパターンを考えてみましょう。
浪人生は4月は、やる気満々です。数学の勉強もドンドン進めていきます。
しかし6月くらいになると予習と復習で手が回らなくなります。そして9月に模試の結果をみて絶望するというパターンです。ではなぜこのような悲劇が起こるのか考えていきましょう。
上手くいかない理由は2つあります。
1.数学の勉強方法がわかっていない
数学は、英語・国語とは異なり復習中心の科目です。わかりやすい例でいうと、現代文の問題を10回やり直しても意味は薄いが、数学のできない問題は10回でもやるべき科目です。しかし、浪人生のほぼ間違いなく全員が「復習の強度」が不足しています。
復習の強度をまとめてみました。
実際に指導していると強度0の人も結構います。エムゼミに入塾時には強度0で入塾で始まる人が多いです。しかし復習強度が0の人は、指導で改善していけばよいだけです。またエムゼミではSNSを使って徹底管理しますので、復習しないことはあり得ません。
そして私が一番救いたいのは、強度2や強度3の人です。このやり方では、6月から9月の間くらいに復習する量が多すぎてパンクしてしまいます。日々進んでいく授業と1週間後の復習、そして一か月後の復習をする時間は取れません。そのため6月から9月くらいに数学の学習が嫌になります。せっかく数学を頑張ったのに一番もったいないパターンです。
[エムゼミでの指導方法]
数学の問題を計算部分と暗記部分に分離します。
復習するときに2つのことを同時にやるのは時間がかかります。しかし計算と暗記を分離するとスムーズに復習を進めることができます。
例えば「スイカをまるごと食べなさい」はやりたくないです。
数学の復習方法が分かっていない人はスイカをまるごと食べているのと同じです。
スイカは切って食べると美味しいです。数学の復習も同じです。分割すれば「食べやすい」=「理解しやすい」です。
復習をするときに、問題をすべて解くのは「スイカまるごと」と同じ苦痛を伴います。
エムゼミでは、オリジナル教材を使い計算部分と暗記部分に分離した指導を実践しています。
2.難しい問題を解けば実力がつく
これはよくある幻想です。しかし間違いです。
私は過去に予備校で指導していた際に、9月以降のテキストがやたらと難しいので、なぜ難しいのかな!?と考えたことがあります。しかし考えて出た答えは、驚愕の予備校の都合ではないか!?ということです。
テキストが簡単だと9月以降の授業に生徒が来てくれません。生徒が来ないと予備校は経営ができません。そのためテキストを難しくする必要があります。(特に冬期講習などの受講率が下がる。。。は予備校にとっては致命傷です。)
予備校の先生の発言で「前期のテキストをやっておけば大丈夫!」「前期の復習をしっかりね!」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
これは、予備校の先生方も「前期の授業」=「基礎基本」が大切だと考えているからです。
もしも上記の発言をする先生が本気だったら、前期のテキストをもう一度授業でやるべきです。しかしそれは予備校経営上できないのです。
[エムゼミでの指導方法]
エムゼミでは、上記のような経営上の理由はありません。1度やった問題であろうが、3度やった問題であろうができていないものは授業で実施します。
授業をやることに意味はありません。授業内容を身につけることが重要です。
数学の学習は計画的に進めていかないと合格は望めません。
段取りが重要です!!!
浪人生の数学の得点が伸びない理由の大きな原因は
1.数学の勉強方法がわかっていない
2.難しい問題を解けば実力がつく
の2点ですが、私は受験生に罪はないのではないかと考えています。
1については、数学の復習方法を指導している教員が少ない(指導していても根性でスイカまるごとパターンが多い)ことが原因です。
2については、さらに深刻ですが大人の事情です。2の原因が私が個人で塾をする理由でもあります。
「数学の得点を伸ばすことが可能です」
と私がいっているのは、計算と暗記を分離し理解度を高め、自分のレベルにあった問題を解くことが浪人生には重要で、それをやれば得点を伸ばすことが可能であるということです。
エムゼミの指導で「数学が分かる→授業が楽しい→部活が楽しい→学校楽しい→自己肯定感アップ!」を一緒に実現しましょう。
私はオンライン指導が最強であると考えています。最近ではSNSの負の部分ばかりが報道されているように思いますが、SNSはうまく使えば強力なツールとなりえます。
たとえば、数学でわからないことがあったときに、写真を1枚とって送ってもらえたら解説動画を返信します。こんなことは過去はできませんでした。
「なんとなく質問あったな~」「けど忘れちゃったからいいや」となっていたことが起こりません。
数学の学力を上げることが可能です!ここまで読んでもらいありがとうございます。ぜひ指導を体験してみてください。